ついに、FIA発で電気自動車によるF1が始動したか…。
動画ではすでにprototypeが走行してますが、エンジン音がモーター音に変わると、ラジコンかミニ四駆っぽくてcheapな感じ (^^;;
素人なりにちょっと考察してみたのですが、
(1) トルク特性の違い
モーターとレシプロエンジンを比較すると、まず思いつくのはピックアップが全然違うだろうなぁ、ということ。モーターだと低回転域からトルクが出るし、回転域による差も大きく無い。トランスミッションは大幅に簡素化できるのではないか。
(2) 重量配分の違い
レシプロエンジンに比べると、競技用高出力とはいえモーターは小さくなるのではないか？車輪それぞれにモーターをつけたりできるなら、駆動系・制御系も大きく変わる。
逆に、ガソリン重量よりもバッテリー重量は大きくなるだろう。batteryのlayoutがマシンのweight balanceを決める大きな要素になるんだろうなぁ。シャシー底面自体がbatteryになるとか…。
その他、エンジンへのエアインテークが不要になり、ラジエータもほとんど必要なくなるかな。タイヤ、サスペンションやエアロパーツの仕組みは大きく変わらないと思うけど。
反対意見にもあるように、電気自動車のレースを、興行として魅力あるものにするためにはかなりのハードルがあるとは思うけれど、この方向性は必要だと思うし興味があります。one-make要素が強いEV Cup共々、注視していこうかな。
[元記事]
・フォーミュラEチャンピオンシップ： FIA公式プレスリリース : F1通信 [2012/08/28]
[追伸] 「電池が15～20分しかもたないためドライバーはピットストップでマシンを交換する」ってのは、ちょっとイマイチだなぁ…。
[元記事]
・マクラーレン、電気自動車レースに関心を示す : F1通信 [2012/09/07]
