法律というのは作った以上は守らないといけないし、守れないような法律は作るべきでない
という内容の記事があった。
全くもって同意する。
一般道路の最高速度や一時停止、自転車の歩道走行、横断歩道の赤信号無視、売春、パチンコ、労働基準法全般、等々は、警察や厚労省が法律とは別の独自の裁量で合法・違法、あるいは、遵法・脱法を判断しちゃっていますよね。
国税局のように、「取り締まろうとしているけど、労力や時間が無いから対象を限定している」というのとは違うと思います。自由裁量で、取り締まるつもりがないんです。玉虫色というかfuzzyというか、ルールを曲げてでも「差し障りが無い」ことを最優先にしているというか。諸外国の方からすると、法治国家として非常に奇異に見えるのではないでしょうか?
「取り締まるつもりのない法律は廃止すべき」と常々思っているのは、この「法律とは別の独自の裁量」が監督官庁に任されてしまっているために、私達の規範意識が薄れちゃってるんだろう、と思うからです。
脱法ドラッグにしろ、万引きにしろ、「法律には違反してるだろうけど、これぐらいなら世間的に許されるんじゃないか」という想いがあるんでしょう、きっと。
[元記事]
・小渕、松島両大臣辞任から、政治家の仕事を考える(5/5) | nikkei BPnet [2014/10/24]