「正しい日本語を覚えましょう」というよくある記事で、違和感を覚えることがある。「正しい漢字の読み方はこうです。間違えて恥をかかないように」というsentenceが多いと思うが、そもそも「慣用読み」が許容されている日本語・漢字においては、正しい読み方なんて変わっていくものでしょう。市民権を得れば「正しい」のでしょう。勝てば官軍。
なので、「相手に伝わる・不快感を与えないなら、どっちでもいいじゃん」といつも思っている。
ら抜き言葉についても、私自身はあまり使わないが、そんな言葉が生まれ、普及しているのには理由があるはず。使う人にとっては楽だったりするのでしょう。「ルールとして誤りだから使うな」という文法至上主義は、交通ルールと同じで、やや硬直思考なように思う。ルール自体が永久不変のものではないのだから。世代や環境に適した変化なのであれば、それは進化と呼べるものかもしれないし。
[元記事]
・直さないと恥をかく!ほとんどの人が間違っている漢字の読み方 | It Mama [2014/10/02]