英国のイラク参戦を検証した報告書が公開されたらしい。
ちょっと調べると、こうした検証は、ハットン委員会、バトラー委員会、チルコット委員会と、何度も実施されているようだ。前2回の検証では解明することができなかったブレア政権の疑念について、今回のチルコット報告で一歩踏み込んだ、ということらしい。
こうした検証作業って、大事ですよね。 温故知新というけれど、何世紀も前のカビの生えた歴史よりも、我々自身が辿ってきた直近の足跡を振り返り、PDCAを回すことの方がより即戦力というか、ためになることが多いのではないか?
日本ではどうなの?
・郵政民営化の結果、何がどう変わったの?
・小さな政府がイイの?大規模公共事業や金融政策を主導する政府がイイの?
・90年台の非共産連立政権、00年台の民主党政権は、何がダメだったの?
・国民が望まぬ改憲を党是にしている政党が、なぜいつも第一党になるの?
こうしたことって、ちゃんと検証(Check)できているのでしょうか? 個々のアナリストの無責任な分析ではなく、国組織としての反省ができているのでしょうか? 私は寡聞にして観たことも聞いたこともありません。mediaすら、そんな特集を組むことはあまりありませんよね。
[元記事]
・英のイラク参戦「最後の手段ではなかった」 検証報告書:朝日新聞デジタル [2016/07/06]