ノンビリ暮らそう

電脳硬化症気味な日記です。まとまった情報は wiki にあります。

2018.10.6 (Saturday)

at 10:46  

日本の客と店員とのあいだにある、不自然なほどに遠い距離といびつな上下関係   [散文・小論]

 「日本の客と店員とのあいだにある、不自然なほどに遠い距離といびつな上下関係に戸惑ってしまう」というフレーズ、すごく共感します。私も、外食したり、買い物したりすると、その異常さを感じることが多いです。

 「人は自分に無いものに憧れる」と言いますが、子供の頃から「"思いやり"が大事」と感じてきました。でも、マニュアル対応による過剰なサービスはそうじゃないですよね。それは、"おもてなし"ではない。「お客様は神様です」意識の弊害なんでしょうか。
 客も店員も対等だし、もっと個人として応対していいはず。調子悪いときに強張った笑顔を振りまいたり、声を張り上げたりする必要なんてありませんよ。もっと気楽に自然に居ていいと思います。時々は、自分の意に沿わず気分を害したり、意見の衝突があったりするかもしれないけど、それが自然だと思う。そうしたことを乗り越えたり未然に防止する努力が、人やお店を魅力的にするのではないですか。

 そも日本人って、「知人には親しく、他人は無視か押しのける」って傾向がとても強いと思うのですよ。「汝の隣人を愛せよ」的な行動理念が、年々薄れていないですかね。
 「お前はどうなんだ」と言われると、それでも、駅や人混みで他人を不快にさせないような歩き方はしているつもりですし、店員が応対しやすい作法やタイミングで話しかけているつもりです。不快なときは"こうして欲しい"と言いますよ。

[元記事]
日本の過剰なおもてなしが、クレーマーを生んでることに気づいてますか(雨宮 紫苑) | 現代ビジネス | 講談社(3/3) [2018/09/29]


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