Raison d’être

電脳硬化症気味な日記です。まとまった情報は wiki にあります。

2004.2.17 (Tuesday)

at 14:42  

proprietary, or open standard   [時事]

 誰もが気付いてる内容かも知れないけど、David Becker氏の記事日本語訳)が面白いです。Microsoft(MS)がXMLに関する各種特許を取得したのを受けて、周囲の懸念とMSの思惑について書かれています。
 MSに限らず、「公開してデファクト技術にすべきか。もしくはpatentにしてroyaltyを得るか」というのは、悩ましいところなんでしょうね。IBMはeclipseからその存在感を薄め、他企業(特にSun)への扉を大きく開けましたし、SunはJavaの管理をオープンにするの?しないの?という議論もあります。オープンに対する判断が大企業の命運を分けるかもしれない、と考えると、オープン技術の影響も大したものですよね。

 とにかく、「オープンである」というだけで、爆発的に普及しますもんね。Linux、eclipseはいうに及ばず、XMLやPython、png、ogg、日本でもRubyとか。企業さんにとって、オープンな技術って何なのですかね? 利用を誤ると存亡の危機を招く”諸刃の剣”といったところでしょうか?


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