じょもらな日々

電脳硬化症気味な日記です。まとまった情報は wiki にあります。

2008.5.21 (Wednesday)

at 23:11  

エンタープライズITは退屈?   [ビジネス?]

 IT Proの記事は、こう記していた。

IT分野で「破壊的(destructive)」と表現されるようなイノベーションは全て,Lyons氏の取材対象であるエンタープライズIT分野ではなく,コンシューマIT分野で起こっている。テクニカル・ライターとしてイノベーションが起きている領域に首を突っ込んでいないことに恐怖を感じた…
(中略)
Lyons氏の語る「エンタープライズITの取材は退屈だ」「エンタープライズITだけ取材していては,テクニカル・ライターとして時代に取り残される」という言葉は,…

 今さら、何をか言わんや、である。
 そんなことは、十年来変わっていない業界の常識ではないか? 、Windowsにしろ、インターネットにしろ、先に認知したのはコンシューマ市場、という認識が私にはある。ましてや、ITライターさんには重大なことだろうし、理解の甘さを感じる。

 だからと言って、SIerとしての私は、「イノベーションが起きている領域に首を突っ込」めないかというと、そうは感じていない。「コンシューマ市場で淘汰され、テストされた技術を、エンタープライズ用に変換して取り入れる」ことにも、それなりの”革新”を感じているから。それは、要素技術的にはコンシューマに遅れているかもしれないが、オフィスや業務にとってはdestructiveである。例えば、XDevは、まさにそうしたエンタープライズ革新のためのイベントであろう。
 SLAが必要なエンタープライズ市場において、低リスクで利益を上げるために、上記は自然と選択された方式、流れなのだろうと思っている。


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